ボロ車の遍路回顧録 平成10年夏  <2>

 平成10年の夏 、去年のリベンジでもある今回も、もう2日目。 パンパックフェリーのロイヤルにいはま・かわのえ2船の係留されていた川之江から、 65番札所三角寺まではすぐなので、今日はホテルの朝食を摂ってから出発となった。 三角寺は、ちょっと変わった配置のような気がした。 昔使われていただろう石段が残っていたりで、改変の跡が残っていた。 そんな三角寺を後に次の雲辺寺ロープウェイ乗り場に向かう。 曼陀トンネル周辺は、すでに徳島道の建設が始まっている。 この田舎アイランド四国にも高速道の波が押し寄せている。 便利になることには大賛成だが、果たして似合うのであろうか・・・ でも完成すると、活用してしまうのだろう・・・ トンネルを抜けるとやはりここは四国。それなりの細い山道が続く。 しかし、今回は車が変わったためそれほど苦にはならない。 外が灼熱でもエアコンがあるから車内は快適である。 唯一苦労するのは車自体の取り回しぐらい。 前のボロ車からは1mほど長くなっている。

  ロープウェイが、これまた快適で、あっという間に山頂へ。 降りるとすぐに県境が道にペイントしてあり、ちょいとまたいでみる。 山頂の割には思いの外境内が広くびっくりの寺であった。 ここからパラグライダーもできるようでまたまたびっくりだ。 再びロープウェイに乗り麓に着くと、また車の旅が始まる。 銭形のある観音寺市では、しばしの観光。これが教科書にも出てくる銭形か、 とレンズ付きフィルムで撮影。綺麗に写っているのだろうか? 時間はもうお昼。銭形公園?では食事をしている人もいる。 私はもう少し走ろう。これからしばらくは、瀬戸内側。もうそんなに大変なところは・・・ と思っていると早速出てきました。71番札所弥谷寺。 なんて長い石段でしょう。本道・大師堂とさらに階段を上り下り。 納経所に至っては、またまた階段の上。ちょっと疲れて降りてくる。 ここは、死人の集まる場所で帰りには振り返ってはいけないらしいが、 初めて、しかも事前調査も無しで来た私にはそんなこと知らない。 今思えば、何となく振り返ってしまった気がする。何か憑いているのだろうか・・・

 その後、市街地の中にあったいくつかの寺をまわると、生誕の地75番札所善通寺である。 駐車場に車を入れ、太鼓橋をわたるとびっくり( '_';)‥‥‥でかい。 どこになにがあるかわからない・・・とりあえず境内を徘徊をし、 大師堂・本堂をまわり納経まで済ませる。帰りに再び振り返るがやはり広い。 さすがは善通寺であった。 迷い迷った天皇寺をすぎ、国分寺・五色台の2寺をまわると、今日は時間が無くなってしまった。

 とりあえず、明日一番でお参りする83番札所一宮寺に下見に行く。駐車場へアクセスする 道路は時間制限があり、登校時間帯は一方通行になるらしい。これはその時間の前にはいるしかない。 そのためには近い宿泊所をとロードマップで確認すると、ここから高松市街は結構近いようだ。 早速るるぶと時刻表も使って電話をするが、なぜかどこも満席。なぜ??? 何とか無理を言って渋っていると、電球が一つ切れている部屋が一つあるビジネスホテルがあった。 何とか車中泊しなくてすむ。行き当たりばったりの車旅にとってもありがたいことだ。 しかも1割引にしていただいた。お接待というわけではなく、部屋の不備があるためのようだ。 明日でこの88カ所もまわってしまうだろう。ちょっと寂しい気もするが また廻ればいいと考え、夕食を取りに市街地へ消えた・・・

 平成13年12月改著